今の車の形になったのはいつ頃からか


 

 車のかたちについては、世界最初のガソリン自動車である前1輪・後2輪のレイアウトをもつものから1893年にカール・ベンツによって発表された4輪自動車となった。そして1891年、パナール・ルヴァソール社はガソリンエンジンを箱に詰めて車体前部に配置した新しいレイアウトの車を生み出した。これは、エンジン→クラッチ→ギアボックス→ファイナルボックスの順で直線状に並ぶ動力伝達系をもち、今日の車のかたちの原型を作った最初とされている。そして、パナール・ルヴァソールのクルマは「システム・パナール」と呼ばれるこのレイアウトによって、理想的な車体の前後重量バランスを獲得し性能の良いガソリンエンジンに見合う優れた走行安定性と操縦性を実現した。このように「馬なし馬車」は、ガソリンエンジン+システム・パナールの組み合わせを基本として現在のクルマへと発展していく。