妊娠

発情期はメスだけにある

発情期間と性周期は、次のように4段階に分けて考えることができます。
第1期は、食欲が進み、腰を押しつけて動かすオス犬のような動作を見せる時期で、これが発情準備期です。外陰部が充血して独特の匂いがあり、頻繁に排尿します。こうした状態は、出血が始まる約5日前からみられます。
第二期は、出血期です。外陰部が通常の2〜3倍になり、出血も見られるので、外部から見ても発情期がきたとわかります。しかし、まったく出血のない犬もいるので注意が必要です。この期間は約10日間で、オス犬を迎え入れる態勢が整います。室内犬は出血で部屋を汚すことがあるので、生理帯を付けるとよいでしょう。
第3期は交配期です。排卵が起こり、外陰部が柔軟になって尻に触れると尾をあげるか横に曲げて、受け入れ姿勢をとるようになります。
そして、第4期は交配が行われ、受精卵が支給に着床するまで。以上が発情の周期です。

妊娠

犬の結婚は、子犬を産ませる目的で行われますが、相手を選ぶ権利は事実上メス犬側にあります。オス犬は一生交尾のチャンスに恵まれない場合もあるのです。 どんな子犬でもいいとか、番犬になればいいという考え方ならば、オス犬を選ぶにあたって、厳しい条件は必要ありません。しかし、優れた子犬を欲しているのならば、慎重に選ぶことが大切でしょう。 純粋種の子犬を産ませたいのならば、いくつかの条件を満たしたオス犬を選びましょう。まず、その種類特有の美点が優れているオス犬であること。もちろん、健康で性質が明るいことは最低限の条件です。また、メス犬が初めて交配するときは、オス犬がベテランであれば、うまくいく可能性が高くなります。 また、そのオス犬の子供達を見て、どのようにオスの特徴が遺伝しているかを確認しておくことも重要です。 交配の相手が見つからないときは、希望する犬種の団体や、獣医師、ペットショップなどに相談すれば紹介してくれます。

交配の実際

交配はオス犬の家で行われるのが普通です。当日は、排泄をすませてか連れていきます。
オス犬が交配のベテランであれば、心配ありません。しかし、オス犬が交配したことのない場合は、なれた人が補助してやらなければなりません。また、ブルドッグは体が重いために支えのための補助が必要になります。最近では、うまく結合できないときにすぐにあきらめてしまうオス犬が増えていますが、これは過保護に育てすぎたためだといわれています。
オス犬はメスの膣のなかにペニスを挿入し、2〜3度足踏みをした瞬間で射精が終わります。また、完全に結合していなくても受精は可能です。交配の時は、メス犬の所有者が犬の首をしっかり抑えてやればよいでしょう。時間にして20分前後です。
交配が終わったら、ゆっくにと休ませてやります。再交配するときは、1日おいてから行いましょう。

妊娠中に気をつけたいこと

妊娠がわかったら、流産しないよう、ジャンプ、階段の昇り降り、駆け足など激しい動作を避けるようにします。また、狭い場所をくぐる動作はおなかを圧迫しますから、させない工夫が必要です。
ただ、普通の散歩程度の運動は、出産時に必要な体力をつけさせるためにも必要です。出産が近づくとおなかが大きくなるため動きたがらなくなりますが、無理をさせない程度に運動させること。また、風邪をひかせないよう、入浴は控えめにしましょう。

妊娠中の食事

人間と同じで、犬にもつわりがあります。その時期はどうしても食欲は低下しがちですが、十分な栄養が必要です。高タンパクで脂肪が少なめの食事を心がけましょう。水の変わりに牛乳を与えるのも良い方法です。 受精後40日を過ぎると、胎児はぐんぐんと成長します。母犬も食欲旺盛になりますが、1回にたくさん与えすぎてはいけません。カルシウムを多く含んだ、タンパクの食事を何回下に分けて与えましょう。
妊娠後期になると、胃が圧迫されるため、あまり食べたがらなくなるので、一回の食事を減らし、回数を多くするとよいでしょう。